メリーリャ
メリーリャ(メリヤ・メリージャなどとも呼ばれる)(スペイン語: Melilla[meˈliʎa]; リーフ語:Mlilt; アラビア語: مليلة)はアフリカのモロッコ王国と接するスペインの飛び地である。自治都市という自治州と同じ格付けがなされており、セウタと同じく高度な自治権を持っている。モロッコ王国が領有を主張しているが固有の領土としてスペインは応じていない。ただしかつてモロッコ内の飛び地だったイフニはその他プラサス=デ=ソベラニアを武力侵攻しないことを条件として1969年に返還した。最後に残っていたファシストの独裁者フランコ将軍の銅像があったことでも有名。

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・歴史と発生理由
スペインの支配権に入ったのは1492年のグラナダ王国が崩壊したことによりアフリカの他地域に侵攻し、1497年にスペインに併合されスペイン領になった。
・国境警備と生活・様子
シェンゲン協定適用範囲内なのでシェンゲン圏からの国境審査はない。ただしモロッコ側からはイミグレーションはある。しかしスペイン本土からセウタに比べてかなり離れているので、物資は全てモロッコに頼っている。そのためか国境のイミグレーションはセウタに比べるとゆるい。高い鉄条網、有刺鉄線、緩衝地帯が設けられており厳重な警備が行われている。しかし、シェンゲン圏の他のヨーロッパ地域にいくためモロッコやその他中東圏からの移民・難民が柵や海を超えセウタに不法入国する人が後を絶たない。人口は約86000人である。通貨はユーロを使っている。現在もこの地はモロッコとスペインの関係を悪化させる要因の一つになっている。・参考文献
http://e-spacio.uned.es/fez/eserv/tesisuned:IUGM-Jlloureiro/LOUREIRO_SOUTO_JorgeLuis_Tesis.pdf